▼ここの漁師は季節によって漁法を変える
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【旬のうまい魚を知る本】 >
国東町の漁師は、漕ぎ釣りと延縄の二つのタチウオ漁法を季節によって使い分けている。1~3月は水温が下がるため、タチウオが深い海に移動する。そこで道糸の150~180センチ間隔に枝ハリ80~100本を結び、水深300~400メートルの深場を狙う。エサは疑似餌かイカナゴ。船を回しながら釣るので漕ぎ釣りと呼ぶ。
4~12月のあいだはタチウオが比較的浅場に移るので、500~550本とたくさんのハリを結んで狙う延縄漁。エサはイカナゴや冷凍のイワシか豆アジ。国東町のタチウオの水揚げが多くなるのは6月と7月で、脂がのってうまいのは9月と10月。なおタチウオ漁ではエサ付けや箱詰めの人手が必要なため、国東町では夫婦船が多い。
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【この辞典の書籍版説明】
「旬のうまい魚を知る本」東京書籍 |
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季節別旬魚の解説,全国地域別旬魚カレンダー,代表的漁港マップに加え,魚の構造や通の食べ方などのコラムも充実。鮨屋,レストランなどで魚を語れる人になるためのバイブル。 |
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