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変形性膝関節症
標準治療

 膝関節を構成する大腿骨顆(だいたいこつか)部、脛骨顆(けいこつか)部、膝蓋(しつがい)骨の骨や軟骨に慢性の退行性変化(老化のこと)と増殖性変化が起こり、膝関節の形態に変化が生じる病気です。
 原因としては関節の老化現象に機械的な影響が加わって発症する1次性関節症と、半月板損傷、靭帯損傷、関節内骨折などによる外傷性、化膿性関節炎や関節リウマチによる炎症性、痛風(つうふう)などの代謝、内分泌性などの原因で発症する2次性関節症があります。膝関節は股関節などの他の荷重関節と比べ、骨形態が不安定なため、必然的に1次性関節症を引き起こしやすく、1次性関節症は変形性関節症の中で最も発生頻度の高いものです。中年以後の肥った女性に多くみられます。
 膝関節には大腿・脛骨関節の内側部、外側部および膝蓋・大腿関節の3つ関節があります。そしてそれぞれの関節に変形性関節症がみられ、その部位により内側型、外側型、膝蓋型の変形性関節症と分類しますが、そのうち、内側型と内側・膝蓋型が約半数を占めます。

  

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