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変形性股関節症
標準治療

 股関節を構成する骨盤の臼蓋(きゅうがい)と大腿骨の頭の部分の軟骨と骨が変形、増殖性変化を起こし股関節に痛みを引き起こす病気です。原因としては股関節に構造上の欠陥がなく、また特別な病気を伴わない1次性変形性股関節症と、股関節の構造異常、もしくは何らかの病気に伴う2次性変形性股関節症に分けられます。そして1次性股関節症は個体的素因も関与し、初老期以後に発症します。
 2次性変形性股関節症の原因として先天性股関節脱臼、先天性臼蓋形成不全などの先天性の病気、化膿性股関節炎、関節リウマチなどの炎症性の病気、骨折、脱臼などの外傷、特発性大腿骨頭無腐性壊死(えし)などの骨壊死などの病気、骨系統疾患、内分泌疾患などがあげられます。欧米ではかなりの症例が1次性股関節症であると報告されていますが、日本では1次性変形性股関節症は少なく、そのほとんどは先天性股関節脱臼や臼蓋形成不全による、いわゆる脱臼性変形性股関節症がほとんどを占めます。

  

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