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多発動脈炎
標準治療

 全身の中小動脈の血管炎であり、侵される血管の太さによって古典的多発動脈炎と顕微鏡的多発血管炎に分けられます。古典的多発動脈炎は、筋肉を構造として有する中小程度の太さの動脈に炎症を生じた結果、壊死(えし)を起こします。その結果、動脈の内腔が狭くなり、侵された血管の関与する臓器の血流が低下していろいろな臓器障害が起こります。顕微鏡的多発動脈炎に侵されると動脈の太さがさらに細くなり、小動脈や毛細血管に主な病変が生じます。ただし両者を区別できない場合が多く、まとめて「多発動脈炎」と呼ぶことが多い状況です。病因は不明です。男女比は同じで、中高年者に多く、50〜60歳代に発症のピークがあります。日本では約2,000名の患者さんがいると報告されております。

  

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