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橋の長さ
道と路がわかる事典

全国には数え切れないほどの橋があるが、長い橋は全体からみればごく一部だ。長さが一五m以上の橋は全国に一三万六八六五か所あるが、そのうちの半分以上は三〇m未満の橋である。わが国では長さ一〇〇m以上の橋を長大橋と呼んでいるが、長大橋は一万五四一九か所。一五m未満の橋も含めれば、全体の一%にも満たないのである。
ところで、日本で最も長い道路橋はどこか。また、何m位あるだろうか。日本で最も長い道路橋は明石海峡大橋(三九一一m、兵庫)で、二位は幸魂(さきたま)大橋(一八〇三m、埼玉)三位は長流(おさる)川橋(一七七三m、北海道)、四位は三河湾大橋(一七五〇m、愛知)、五位若戸大橋(一七三四m、福岡)である。ただし、東京湾アクアラインの橋梁部分を純粋な橋とみなすと、全長四四二四mで一番長い橋ということになる。参考までに鉄道橋の一位は東北新幹線の第一北上川橋(三八六八m、岩手)、以下、瀬戸大橋線の南備讃瀬戸大橋(一七二三m、香川)、北備讃瀬戸大橋(一六一一m、香川)、下津井瀬戸大橋(一四四七m、岡山、香川)と続く。こうしてみると、橋の長さにおいては道路橋と鉄道橋に大差はない。
道路橋の一位は明石海峡大橋だが、道路鉄道併用橋の一位はスカイゲートブリッジ、すなわち関西国際空港連絡橋である。全長三六九一mあり、世界一長い道路鉄道併用橋として知られている。
だが、ギネスブックには瀬戸大橋が世界一長い道路鉄道併用橋として記載されている。全長一二・三km、瀬戸大橋は南備讃瀬戸大橋や北備讃瀬戸大橋など六本の橋から成っているが、ギネスではこれを一本の橋と認定しているのである。
橋梁技術は日に日に進歩しており、これからもまだまだ長い橋が各地で誕生し、やがては本州と北海道との間に橋が架かるかもしれない。

  

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