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悪性リンパ腫
標準治療

 悪性リンパ腫は、リンパ節、リンパ管、脾臓(ひぞう)、胸腺、扁桃(へんとう)などを含むリンパ組織の腫瘤(しゅりゅう)形成性腫瘍(しゅよう)の総称であり、多種多様な病態があります。現在用いられている分類はWHO分類に基づくもので、ホジキン病と非ホジキンリンパ腫に大別されます。ホジキン病は日本では比較的まれな疾患で特異的なホジキン(Hodgkin)細胞、リード・シュテルンベルグ(Reed-Sternberg)細胞が出現する疾患です。ホジキン病はその大部分がBリンパ球由来であることが最近わかってきました。
 最近の化学療法、放射線療法の進歩により、根治可能な疾患となっています。非ホジキンリンパ腫は、その細胞由来により未熟B細胞型、成熟B細胞型、未熟T細胞型、成熟T/NK細胞型に大きく分けられています。細胞の由来、分化度により、予後、治療法が大きく異なるので、十分な検査をして、診断することが必要です。日本では人口10万人あたり、7人程度の発生率とされています。原因が明らかなものは少ないのですが、成人T細胞リンパ腫(白血病)とHTLV-I(ヒトTリンパ球性ウイルスI型)、バーキットリンパ腫とエプスタインバーウイルスの関連が知られています。

  

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