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コルン
洋酒手帳

〔概要〕
ドイツを代表する伝統酒。おもに麦を主原料にする穀物蒸溜酒で、無色透明、クセがないまろやかな味わいが特徴。
正式にはKorn branntweinコルン・ブラントヴァイン=穀物のブランデー。コルンが「穀物」、ブラントヴァインは「焼きワイン」すなわちブランデーを意味する。略してコルンと呼ばれるようになった。
ドイツの蒸溜酒は総称してシュナップスと呼ばれ、コルンもその一つ。ビールとビールの合間に飲む「ビア&シュナップス」という飲み方もされ、胃を温めるとの説もある。

〔原料と製造方法〕
EUの規定によって、原料は小麦、大麦、オーツ麦、ライ麦、ソバに限定され、それらを発酵・蒸溜した原酒、あるいはそれらを原料にしたグレーン・スピリッツから造られ、一切香味づけをしないものと定められている。普通のコルンはアルコール度数32度以上で、38度以上ならドッペルコルンと呼ばれる。
規定を守っていれば、原料も造り方も地域によって様々。小さなコルン業者は3000軒ともいわれるが、ほとんどがドイツ北西部にあり、それぞれ地元の酒として親しまれている。日本で知られているのは、大手のオルデスローエ社のものがほとんどだ。

  

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