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イタリアワインの格付け
イタリアン手帳

イタリアワインの格付け

生産条件の厳しさの度合いによって、イタリアワインは次の4段階に格付けされている。

1.DOCG(最上級)
Denominazione di Origine Controllata e Garantina(デノミナツィオーネ ディ オリジネ コ ントロラータ エ ガランティーナ)=統制保証原産地呼称ワイン。イタリアワインの最上位にランクされる。認定される銘柄は年々増加傾向にあり、現在、約40の名称が認定されている。承認の印として、ラベルにDOCGと記されるほか、ボトルの首またはコルクの部分に薄いピンク色、または薄い黄緑色のシールが貼ってある。

2.DOC(上級)
Denominazione di Origine Controllata(デノミナツィオーネ ディ オリジネ コ ントロラータ)=原産地統制呼称ワイン。フランスのAOCにあたる。DOCGよりはやや生産条件の規定が緩めのカテゴリー。現在、約300の名称が認定されている。

3.VdTIGT(地酒)
Vino da Tavola con Indicazione Geografica Tipica(ヴィーノ ダ タ ーヴォラ コン インディカツィオーネ ジ ェオグラフィカ ティピカ)=典型的産地表示つきワイン。イタリア国内のブドウで造り、ラベルには産地を表示するだけでよい地酒的ワイン。短くIGTとも略される。現在、約120の名称が認定されている。

4.VdT(テーブルワイン)
Vino da Tavola(ヴィーノ ダ タ ーヴォラ)=テーブルワイン。イタリア国内で栽培されたブドウで造られたワインで、規定のアルコール度数以上あれば、産地は問わない。格付け的には最下位だが、なかにはDOC申請をあえて行わない生産者による優れたワインも含まれているため、価格帯は幅広い。

※スーパー・タスカン
優れたワインでありながら、DOC、DOCG規定の枠外で生まれたために法律上はVdTに入ったワインがスーパー・タスカンなどと呼ばれたが、今はそれらの大半がIGTに移行している(サッシカイアはDOCに昇格)。

  

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