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アオウミガメ
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爬虫綱カメ目ウミガメ科のカメ。甲羅の色が青緑色がかっていることからこの名がある。熱帯から亜熱帯の海に分布し、日本では春から夏にかけて、屋久島以南の島々および小笠原諸島で産卵のために上陸する(産卵写真)。

肉は魚肉より動物肉に近くクセもなく食べやすいことから乱獲が進み、護岸工事をした人工海岸の増加による産卵場所の減少とあいまって、アオウミガメの数は大きく減少。IUCN(国際自然保護連合)レッドデータブックで絶滅危惧II類(絶滅の危険が増大している種)に指定されるまでになってしまった。

老齢に達すると体長1.2mを超える大型種だが、寿命など正確な生態は謎に包まれたままだ。小笠原諸島父島にある小笠原海洋センターでは産卵のために陸に上がったアオウミガメ一匹一匹にナンバータグを付け、その生態調査に乗り出している。

ちなみに小笠原諸島の父島では、現在でもアオウミガメ料理を食することができ、亀肉の缶詰も売られている。

  

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