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ふげん
時事用語のABC

福井県敦賀市にある新型転換炉(原子力発電所)
核燃料サイクル開発機構が開発したた原子力発電所のひとつ。転換比を従来のものよりも大幅に引き上げた新型転換炉として登場した。出力は16.5万キロワット。
発電のための燃料には、天然ウランのほか、MOX燃料などが使われる。ウランでもプルトニウムでも効率的に燃焼させることができるとあって、核燃料サイクル開発機構は、高速増殖炉「もんじゅ」とともに次世代の技術として研究と開発を進めてきた。
しかし、中性子の減速材として使っていた重水が外部に漏れたり、冷却水から放射性物質のヨウ素が高濃度で検出されたりといった原子力事故が度重なり、すでに廃炉されることが決まっている。廃炉となったら、周辺の環境に影響を与えないよう40年程度の歳月をかけて、原子炉の解体や放射性廃棄物の処理などを行う。
「ふげん」の名称は、釈迦如来の脇士である普賢菩薩(ふげんぼさつ)に由来する。1978年に発電を始めた「ふげん」は、2003年に運転を終了し、廃炉作業に入る予定だ。
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