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さい帯血
時事用語のABC

へその緒などに含まれる血液
赤ちゃんの「へその緒」や母親の胎盤に含まれる血液のこと。赤血球や白血球などの血液のもとになる造血幹細胞を豊富に蓄えている。
さい帯血には、血液を作り出す造血幹細胞が大量に含まれている。しかし、出産が終わると、赤ちゃんの「へその緒」などは不要になるため、廃棄されることが多い。
そこで、このようなさい帯血を保存して、白血病など血液の病気を持つ患者に移植して、治療に役立てることができる。現在、遠心分離器にかけてさい帯血から取り出された造血幹細胞を冷凍保存する技術が確立されている。
非血縁者間のさい帯血移植は2003年度に700件近くに上って、前年度の2.4倍に増えた。この数は、骨髄移植数とほぼ並ぶ。また最近では、さい帯血を冷凍保存し、将来子どもが白血病などになった場合に備えて保管しておくというビジネスが伸びている。

  

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