アカデミー賞(2013年)
米国の映画芸術アカデミーが、その年に最も優れた作品や監督などに贈る賞。
受賞者は、裸の男性をかたどった金色の「オスカー」像を貰い受ける。ハリウッド映画の本場、米ロサンゼルス地域でその年に一定期間、公開された映画が授賞対象になり、ハリウッドの商業映画が表彰されることが多い。
作品、監督、脚本、主演男優、主演女優、助演男優、助演女優など24の賞があり、映画界への貢献で入会を認められたアカデミー会員約5,000人の投票で選考。例年1月にノミネート作品が発表される。
2012年度の第85回授賞式は2013年2月24日(日本時間25日)に行われ、ベン・アフレック監督・主演で、CIAによる奇想天外な救出作戦の実話を基に描いた「アルゴ」が作品賞に選ばれた。
2013年2月24日(日本時間25日)の第85回授賞式に先駆け、作品賞には「アルゴ」、「リンカーン」、「レ・ミゼラブル」など9作品がノミネート。監督賞には「リンカーン」のスティーブン・スピルバーグ、「ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日」のアン・リーら5人が候補に入った。
第1回は1927年。アカデミーは当時の映画界の労働組合対策で設立されたが、優れた作品や俳優などを表彰する役回りに変遷した。1952年度の第25回授賞式からテレビ中継が始まり、年々ショーアップ。日本人や日本映画も表彰されたことがあり、1951年度に黒澤明監督の「羅生門」が名誉賞で初受賞。俳優では、「サヨナラ」に出演したナンシー梅木が1957年度の助演女優賞を受賞している。
最近では、「ラストエンペラー」の音楽を手掛けた坂本龍一が音楽賞(1987年度)、宮崎駿監督の「千と千尋の神隠し」が長編アニメ賞(2002年度)、滝田洋二郎監督の「おくりびと」が外国映画賞(08年度)、加藤久仁生監督の「つみきのいえ」が短編アニメーション賞(同年度)を、それぞれ授与された。
JLogos編集部
| Ea,Inc. (著:JLogos編集部) 「JLogos」 JLogosID : 12664854 |