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熨斗(のし)

慶事における進物や贈答品に添える飾り。正式には熨斗鮑と呼ばれる。アワビの肉を薄く削ぎ、干して琥珀色の生乾きになったところを伸ばし乾かしたもの。日本では昔、祝い事の贈り物にはお酒と海産物(生ぐさもの)を添えるしきたりがあり、鮑を伸ばしたものを贈り物に添えていました。次第にそれが紙で代用されるようになり、現在のような黄色い紙を色紙で包んだ形状を印刷した「のし」が使われるようになりました。 弔事では殺生を避ける意味で「のし」を付けません。また、魚介類や肉類を送る場合は、それ自体が生ぐざものなので、慶事でも「のし」は不要です。
![]() | (著:ファーストステージ) 「ウェディング辞典」 JLogosID : 8018991 |