【東京辞典】東京都23区 > 新宿区
東京染小紋
【とうきょうそめこもん】


東京都における伝統的工芸品。着物地・羽織などの染色品。「江戸小紋」とも言う。無地のようでありながら、手にすると細かな柄が並ぶ。小紋自体は室町時代に遡るが、江戸時代になってから広く染められるようになった。全国から集まる大名の裃の染めを行うようになり、江戸において産地が形成された。江戸時代中期には庶民の間にも広まって男女ともに着用されたが、明治時代になると女性専用となった。経済産業大臣指定伝統的工芸品。
![]() | Ea,Inc. (著:JLogos編集部) 「東京辞典」 JLogosID : 5701787 |