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アイスバケットチャレンジ
【あいすばけっとちゃれんじ】

アイスバケットチャレンジ

難病「筋委縮性側策硬化症(ALS)」の認知を高め、寄付を募るための活動。アイスバケツチャレンジともいう。

筋委縮性側策硬化症(ALS)は運動神経に障害が起きる疾患。運動ニューロン疾患(MND)の代表的存在で、特定疾患に指定されている。50代での発症が多く、典型的には片側の手の先に力が入らなくなり、徐々に全身に広がる。口や喉の筋肉が痩せると、ろれつが回らずうまく喋れなくなり、食事でむせ込み(嚥下障害)、咳が出るようになる。呼吸筋が痩せると呼吸がしにくく、痰も出しづらくなる。

一般的な血液検査や頭部CT、MRI検査では正常と出てしまうため、類似した疾患(頸椎症、末梢神経障害、多発性筋炎などの筋肉の病気、脊髄空洞症や脊髄腫瘍など)を除外したうえで、神経内科で筋電図検査を行って運動ニューロンの障害を証明することで、ALSと診断される。原因はまだハッキリしておらず、アミノ酸代謝の異常や自己免疫が関係するなどいくつかの学説が存在する。家族内発症の一部では、遺伝子異常が見つかっている。

治療法は確立されていない。2-4年で全身の筋肉が動かなくなって寝たきりになり、最後は呼吸筋麻痺で死亡するという難病である

アイスバケットチャレンジは、この病気を克服するためのチャリティ運動であるルールは、
(1)ALS協会に100ドルを寄付するか
(2)氷水をバケツでかぶるかを選び、
(3)氷水をかぶるならその様子をインターネットソーシャルメディアに投稿する
(4)(両方やっても構わない、また両方やらなくても構わない)
(5)次に挑戦してほしい友人知人を3人指名する
というものである

2014年7月中旬から始まったが、同月末に元野球選手のALS患者に辿り着いたことで、この男性の広い人脈を通して爆発的スピードで拡がることとなった。現在、世界中の著名人がチャレンジである

特に有名なところでは、ビル・ゲイツ氏、香川真司選手、秋元康氏、三浦知良選手、金城武氏、ティム・クックCEO、マーク・ザッカーバーグ氏、ネイマール選手、モウリーニョ選手、レディ・ガガ女史、豊田章男社長、田中将大投手、三木谷浩史社長、山中伸弥教授、スクリレックス、モトリー・クルータイガー・ウッズ選手、孫正義社長、乙武洋匡氏などがいる(順不同)。




時事用語のABC (著:時事用語ABC編集部)
「時事用語のABC」
JLogosID : 14425598


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