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株券消費貸借
【かぶけんしょうひたいしゃく】

自己の保有する株券を他人に貸し出すこと
株主が議決権とともに株券を他人に貸し出し、一定期間が経過したあとで返還を求める民法上の契約のこと。単に「貸し株」ともいう。
株券消費貸借によって株券の名義を書き換えるので、借り主は株主優待を受けたり議決権を行使したりできる。また、返還の期日までの間、株式市場で自由に売却できる。市場で売却した分は、返還の期日までに売却した株券と同数の株券を購入し、借りたときの株券と同数にして返還すればよい。
ソフトバンク・インベストメント(SBI)、フジテレビジョン、ニッポン放送の3社は24日、ニッポン放送が保有するフジテレビ株35万3700株(発行済みベースで13.88%)を株券消費貸借によりSBIに貸し出し、SBIがフジの筆頭株主になったと発表した。
ニッポン放送が保有するフジテレビ株をフジテレビに友好的な第三者に放出し、ライブドアによる支配から逃れる狙いがあると見られている。
![]() | 時事用語のABC (著:時事用語ABC編集部) 「時事用語のABC」 JLogosID : 14425250 |