【四字熟語】四字熟語 > 漢籍精通の博聞強記
郢書燕説
【えいしょえんせつ】

こじつけて、もっともらしく説明すること。楚の国の都・郢の人が、燕国の大臣あてに手紙を口述筆記させていたとき、灯が暗いので”燭を挙げよ”といった。それを手紙の言葉とかん違いした書記は、そのまま”挙燭”と書き入れてしまった。燕の大臣はこれを読み、挙燭とは明を尊重せよということ、すなわち賢人を召し抱えよということだ、とこじつけて理解し、早速、王に勧めて実行したところ、国がよく治まった、という故事。『韓非子』外儲説左上。
漱石枕流。牽強付会。
![]() | 日本実業出版社 (著:真藤 建志郎) 「四字熟語の辞典」 JLogosID : 4373916 |