【四字熟語】四字熟語 > 漢籍精通の博聞強記
寸草春暉
【すんそうしゅんき】

山より高く、海より深い父母の恩。子が親の慈愛、大恩に報いようと努力しても、その万分の一にも満たないというたとえ。寸草は、少し伸びた春の若草。春暉は、春の日の輝き。寸草は、暖かい春の日射しを浴び、すくすく育っていく。が、若草の感謝の念は、ほんのわずかなものに過ぎないのではないか。孟郊「遊子吟」。
親の心、子知らず。「親思ふ心にまさる親心、けふのおとずれ何と聞くらん」(吉田松陰の辞世)。
![]() | 日本実業出版社 (著:真藤 建志郎) 「四字熟語の辞典」 JLogosID : 4373891 |