【四字熟語】四字熟語 > 数字成句の千差万別
朝三暮四
【ちょうさんぼし】

人を籠絡してその術中におとし入れる。口先で人をだますたとえ。いいくるめること。
宋に狙公という人がいた。狙とは猿のこと。その名のとおり猿好きで、たくさん飼っていた。だから飼料(えさ)も大変だ。そこでえさを制限することにした。
「これからはどんぐりを朝三つ、暮は四つにする」といったら、猿たちは「それじゃ腹がへる」といって怒る。
「じゃ、朝は四つ、暮は三つではどうか」というと、猿たちは皆喜んでうなずいた、という話。『列子』黄帝。
![]() | 日本実業出版社 (著:真藤 建志郎) 「四字熟語の辞典」 JLogosID : 4373771 |