【四字熟語】四字熟語 > 仏教伝来と輪廻生死
愛別離苦
【あいべつりく】

八苦のひとつ。①親、兄弟、妻子など互いに愛し合う者が、生別、死別する苦しみ。②いとしい人との別れのつらさ、悲しさをいう。”八苦”とは、有情の者の受ける八種の苦悩。生苦、老苦、病苦、死苦の”四苦”に、この愛別離苦、怨憎会苦(怨み憎んでいる者と出会う苦悩)、求不得苦(求めても得られない苦しみ)、五陰盛苦(有情を形成する色・受・想・行・識の五陰が熾烈なために起こるストレス)をいう。四苦八苦。
![]() | 日本実業出版社 (著:真藤 建志郎) 「四字熟語の辞典」 JLogosID : 4373571 |