【四字熟語】四字熟語 > 事業経営は創業守成
鶏口牛後
【けいこうぎゅうご】

「寧ろ鶏口と為るも牛後と為るなかれ」という。たとえば、小さくとも”社長”のほうが、大会社の一員よりましだというときに使う。この言葉につられてスピンアウトし、失敗した”鶏口”は数知れない。独立は慎重に。戦国時代、雄弁家蘇秦は、七大国のうち特に強大な秦に対抗するためには、残り六国が団結して向かうより手はないと考えた。そこで六国を説いて歩き”合従”を実現した。このときの口説き文句がこれ。「秦に仕えることは牛のしっぽにつくことだ」と、臣従より、独立の意義を強調した。そして、六国の首相を兼ねるところまで出世した。『史記』蘇秦。
鯛の尾より鰯の頭。
![]() | 日本実業出版社 (著:真藤 建志郎) 「四字熟語の辞典」 JLogosID : 4373164 |