【四字熟語の辞典】し >
心頭滅却
【しんとうめっきゃく】

【意味】心中の雑念を消し去ること。無念無想の境地にあれば、どんな困難にぶつかっても苦しみは感じないという意味。
【用例】●心頭滅却して事に当たれば、おのずと道は開けるものだ。心頭滅却すれば火も涼しいとはいうものの、このごろの暑さには閉口している。
【出典】杜荀鶴「夏日題悟空上人院詩」
【参考】一五八二年、織田信長の軍勢によって恵林寺が焼き討ちにあった際、住職であった快川禅師は、「心頭滅却すれば火もおのずから涼し」と唱えながら悠然と焼死した。
![]() | あすとろ出版 (著:現代言語研究会) 「四字熟語の辞典」 JLogosID : 5560624 |