【四字熟語の辞典】き >
九仞之功
【きゅうじんのこう】

【意味】「九仞之功を一|簣に虧く」の略。長い間の努力も、最後のちょっとした失敗で、すべて駄目になってしまうたとえ。
【用例】●今月で請け負ったビルの建設工事も完成する。しかし、「九仞の功を一簣に虧く」という言葉もあるから、最後まで気を抜かずに頑張ろう。A社と契約ができたそうだが、契約書に不備はないだろうね。九仞の功を一簣に虧いてはどうしようもない。注意を払って見直すことが大切だ。
【出典】『書経』旅UNI(7352)
【参考】「九仞之功を一簣に虧く」の本来の意味は、九仞(仞は約一六〇センチ)もある築山を築く時、簣一杯の土が足りなくても完成しないの意。
![]() | あすとろ出版 (著:現代言語研究会) 「四字熟語の辞典」 JLogosID : 5560264 |