【四字熟語の辞典】お >
王道楽土
【おうどうらくど】

【意味】儒教が理想とする国土で、為政者は権力や武力でなく、仁徳で治める。人々が平和に暮らせる一種のユートピア。
【用例】●昭和の初期、日本の軍部が中国東北部に作り上げた満州国に、王道楽土を信じて渡った人々も少なくなかったという。孟子は、富国強兵を覇道として退け、王道楽土の政治を提唱したが、現実にはそのイメージ通りの国が建設されることはなかった。
【出典】(王道)『孟子』梁恵王
![]() | あすとろ出版 (著:現代言語研究会) 「四字熟語の辞典」 JLogosID : 5560147 |