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烏兎匆匆
【うとそうそう】

【意味】月日の過ぎ去るのが慌ただしく、速いこと。「烏」は日のことで、「兎」は月。「匆匆」は慌ただしいさま。
【用例】●結婚して早一年。烏兎匆匆、主人と二人で店の仕事に追われて、楽しい新婚生活も味わうことなく過ごしてしまいました。今年、大学を出た息子が就職してね。この間までよちよち歩きだったあいつがもう一人前かと思うと、烏兎匆匆の感を深くしたね。
【出典】『文選』左思「呉都賦」
【類語】烏飛兎走・兎走烏飛・光陰矢の如し
【注意】「匆匆」は「怱怱」とも書く。
【故事】古代中国には、太陽には三本足のカラス、月にはウサギが住むという伝説があった。そこから、「烏」は太陽、「兎」は月を指し、転じて「烏兎」は歳月や月日を意味するようになった。




あすとろ出版 (著:現代言語研究会)
「四字熟語の辞典」
JLogosID : 5560121

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