【故事ことわざの辞典】物事 > 無駄
元の木阿弥
【もとのもくあみ】

【故事】故事【解説】一度はよくなったのに、再び悪い状態に戻ること。苦労や努力が無駄になること。
▼この語に関する故事はいくつかあるが、その一つに次の話がある。戦国時代の大和郡山城主|筒井順昭が病死した時、その子|順慶が幼かったのでその死を隠して、声が似ていた盲人の木阿弥を身代わりに立てた。順慶が長ずるにおよんで順昭の死を明らかにしたので木阿弥は元の身分に戻ったというのである。
【同義語】元の木庵。
![]() | あすとろ出版 (著:現代言語研究会) 「故事ことわざの辞典」 JLogosID : 5552735 |