【故事ことわざの辞典】世間・世の中 > うわさや評判

死せる孔明生ける仲達を走らす
【しせるこうめいいけるちゅうたつをはしらす】

【故事】故事【解説】死んだ後でも生前の威力が残っていること。あるいは、うわさだけでおびえること。
▼中国の三国時代、蜀の名軍師｜諸葛孔明は五丈原で魏の司馬仲達と対戦中に没した。それを聞いた仲達は引き揚げる蜀軍を追撃するが、蜀軍が反撃の気配を示したので、死んだといううわさも孔明の計略だったのだと思って退却したという故事から。
【出典】三国志。

あすとろ出版 (著:現代言語研究会) 「故事ことわざの辞典」 JLogosID : 5551242