【故事ことわざの辞典】人間 > 行為や態度
金を攫む者は人を見ず
【きんをつかむものはひとをみず】

【故事】故事【解説】ただ一つのことに夢中になると、他のことがまったく目に入らなくなるたとえ。
▼昔、中国で金を売る店から金をつかみ取って逃げた男が、役人に捕らえられ、尋問されると「金を取る時には人が見えず、金しか見えなかった」と答えたという故事による。
【出典】列子。
【類義語】鹿を逐う者は山を見ず。
![]() | あすとろ出版 (著:現代言語研究会) 「故事ことわざの辞典」 JLogosID : 5550884 |