【慣用句の辞典】行動 > 待つ
手薬煉引く
【てぐすねひく】

十分に準備して、機会が来るのを待ち構える。
▼彼は、社長が失脚して実権がころがり込むのを手薬煉引いて待っている。
▼彼は、今日こそは白黒をつけようと手薬煉引いて待っていた。
【参考】「薬煉」は松脂を油で煮て練り混ぜたもので、弓の弦を強くするのに用いた。「手薬煉」は手に薬煉を塗ること。
![]() | あすとろ出版 (著:現代言語研究会) 「慣用句の辞典」 JLogosID : 5351009 |