【慣用句の辞典】行動 > 戒める・教訓
他山の石とする
【たざんのいしとする】

他人のどんな言行も自分の知徳を磨く助けとすることができる。
▼A社の倒産は、同業の我が社にとって他山の石とすべきものだ。
▼私のケースを他山の石として、同じ失敗をしないでください。
【参考】『詩経』の「他山の石以て玉を攻むべし」(よその山から出た粗悪な石でも、自分の宝石を磨く役には立つ)から。
【誤り】ほかの山にある石だから、自分には関係ないものだという意味で用いるのは誤り。
![]() | あすとろ出版 (著:現代言語研究会) 「慣用句の辞典」 JLogosID : 5350909 |