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タウタンパク
【たうたんぱく】

神経細胞内には、細胞の骨格を形成し細胞内の物質輸送に重要な役割を担っている微小管が多く存在する。タウタンパクは微小管を集合させ、かつ安定化させる働きがある。タウタンパクがリン酸化されると微小管と結合できなくなり、その結果、遊離したタウタンパクによってアルツハイマー病で認めるPHFが形成されると考えられている。
![]() | 日本医療企画 (著:寺下 謙三) 「標準治療(寺下医学事務所)」 JLogosID : 5036161 |