【福武国語辞典】ら行 > れん
連歌
【れんが】

二人以上の人が、短歌の上(かみ)の句・下(しも)の句を交互に詠み合うもの。上の句に別人が下の句をつけて一首を完成させる短連歌と、数人の同席者が長句(=五七五)と短句(=七七)を交互に続けていく長連歌とに分けられる。{参考}短連歌は平安中期以後の歌人の遊び。長連歌は鎌倉時代から室町時代にかけて流行した。和歌的情趣を詠む有心連歌(うしんれんが)、滑稽(こつけい)をよしとする無心連歌(むしんれんが)とがあった。二条良基(にじようよしもと)・心敬(しんけい)・宗砌(そうぜい)・宗祇(そうぎ)らによって芸術的に完成され、「水無瀬三吟百韻(みなせさんぎんひやくいん)」は最高の作とされる。↓有心・無心
![]() | ベネッセコーポレーション (著:樺島忠夫/植垣節也/曽田文雄/佐竹秀雄) 「福武国語辞典」 JLogosID : 705448830 |