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より
【より】

格助
【1】比較の基準を示す。「夢よりはかない人生」「だれよりも君を愛す」【2】〔否定表現とともに用いて〕他の物事を排除してそれに限ることを示す。「こうするよりしかたがなかった」【3】動作・作用の起点を示す。「ロシアより愛をこめて」「午後五時より開店」【4】〔古〕手段を示す。「徒歩(かち)よりまうでけり」〈徒然草〉{参考}古くは「木の間よりもりくる月の影見れば心づくしの秋は来にけり」〈古今〉のように経由点も示した。
![]() | ベネッセコーポレーション (著:樺島忠夫/植垣節也/曽田文雄/佐竹秀雄) 「福武国語辞典」 JLogosID : 705431010 |