【福武国語辞典】や行 > やま
山
【やま】

【1】陸地で、平地よりも高く盛り上がった所。【ア】頂があって高くそびえている所。ふつう、丘より高い所をさす。「―に登る」「―のふもと」【イ】鉱山。「―を掘り当てる」【ウ】〔古〕比叡山(ひえいざん)の称。また、そこにある延暦寺(えんりやくじ)の称。{参考}これに対して、三井寺を「寺」という。【2】(【1】【ア】のように)高く盛り上がったもの。また、たくさんあることのたとえ。「紙くずの―」「みかんをひと―買う」「段ボール箱を―と積む」「本が―とある」【3】物事の盛り上がった、または難しい所。とうげ。クライマックス。「物語の―」「病気も今夜が―だ」「―のない音楽」【4】万一の成功をねらった当て推量。見込み。「試験の―がはずれる」「―を張る」「―をかける」【5】〔名詞の上について〕「野生の」「山にすむ」の意を表す。「―つつじ」「―ざくら」「―うば」【6】「山鉾(やまぼこ)」の略。
![]() | ベネッセコーポレーション (著:樺島忠夫/植垣節也/曽田文雄/佐竹秀雄) 「福武国語辞典」 JLogosID : 705414660 |