【福武国語辞典】ま行 > むし
虫
【むし】

【1】人・獣・鳥・魚・貝類以外の小動物。地上をはったり飛びまわったりするものが多い。【ア】昆虫。アリ・ハチ・ハエ・トンボなど。また、コオロギ・キリギリス・スズムシなどよい声で鳴く虫。「―をとる」「―を飼う」「―の声を聞く」【イ】他の動物に寄生する虫や、衣類や書物などを食う昆虫。回虫・ノミ・シミなど。「―がわく」「―くだし」「―の食った本」「セーターを―に食われる」【2】人間の意識や感情を動かすもの。「腹の―(=かんしゃく)がおさまらない」「ふさぎの―」【3】〔「…の―」の形で〕一つのことに熱中する人。「本の―」「仕事の―」【用法】やや軽蔑(けいべつ)的な意を含む。【4】〔他の語のあとについて〕ちょっとしたことにもすぐそうする人。「弱―」「泣き―」「おこり―」【用法】そういう性質である人をばかにしていうときに使われる。【5】子供の体質が弱いために起こる病気。疳(かん)。「この子はよく―を起こす」
![]() | ベネッセコーポレーション (著:樺島忠夫/植垣節也/曽田文雄/佐竹秀雄) 「福武国語辞典」 JLogosID : 705393360 |