【福武国語辞典】ま行 > み・
満ちる・▽充ちる
【み・ちる】

自上一
ある限界に至る。【ア】(事物・感情などが)いっぱいになる。あふれる。「喜びに―・ちた顔」「冬山は危険に―・ちている」「会場には熱気が―・ちている」「花の香りが―」【イ】欠けたところがなくなる。「月が―(=満月になる)」{対}欠ける【ウ】潮がさしてくる。「潮が―」{対}干る 【エ】決められた期間に達する。「刑期が―・ちて出所する」「月が―・ちて子供が生まれる」【用法】打消表現では、文語の四段活用の動詞「満つ」の未然形「満た」+「ない」が用いられることが多い。「定員に満たない」
![]() | ベネッセコーポレーション (著:樺島忠夫/植垣節也/曽田文雄/佐竹秀雄) 「福武国語辞典」 JLogosID : 705386980 |