【福武国語辞典】ま行 > まわ
回る・廻る
【まわ・る】

自五
【1】ある所を中心にして輪を描くように動く。「こまが―」「地球は太陽の周りを―・っている」「目が―ほど忙しい」【用法】おもに、円・回転運動に対して使い、循環運動に対しては「めぐる」を使う。【2】次の場所へ移動する。【ア】(物事が)順々に進んで行く。「順番が―」「あいさつに家々を―」「店内を―(=見まわる)」【イ】もう一方の場所や立場に移る。「裏へ―」「敵の背後に―」「聞き役に―」「後手(ごて)に―」【ウ】曲がって行く。「右へ大きく―」【エ】まっすぐ行かず、寄り道をする。「帰りに友達の家へ―」「急がば―・れ」【3】すみずみまで行きわたる。【ア】働きがすみずみに届く。「毒が体に―」「酒が―」「気が―・らない」「舌が―」【イ】金利を生じる。「月一割に―」【4】(時計の針が回って通過することから)その時刻を過ぎる。「今、十二時を―・ったところだ」【5】〔動詞の連用形について〕そのあたりを…する。「野原を走り―」「逃げ―」
![]() | ベネッセコーポレーション (著:樺島忠夫/植垣節也/曽田文雄/佐竹秀雄) 「福武国語辞典」 JLogosID : 705381380 |