【福武国語辞典】ま行 > まえ
前
【まえ】

名/接尾
【一】(名)【1】空間的にとらえた前方。【ア】自分や相手の視線の向かう方向。「―を見る」「皆の―であいさつする」「犬の―足」{対}うしろ 【イ】そのものの正面。「門の―に車を止める」「駅―の本屋」【ウ】乗り物の進行方向。「―の車両」{対}うしろ 【エ】自分に近いほう。「―から二列めの人」{対}うしろ 【オ】行為の進む方向。「困難が―に立ちはだかる」【2】時間的に早いほう。{対}のち 【ア】現在を基準にして早いほう。以前。過去。「一週間―の新聞」「―に一度会った」「―の住所」【イ】その時を基準にして、そうならない間。「集合時刻より一時間も―に着く」「客が来る―にそうじをする」「今、十二時十分―だ」【3】(事柄や行為などの)順序の先のほう。「―置き」「―書き」「―評判」【4】〔古〕女性の名につけて敬意を表す語。【二】(接尾)【1】分量を表す。「二人―食べる」【2】それ相当の価値・内容を表す。「一人―の男」「男―」
![]() | ベネッセコーポレーション (著:樺島忠夫/植垣節也/曽田文雄/佐竹秀雄) 「福武国語辞典」 JLogosID : 705373840 |