【福武国語辞典】は行 > べっ
別当
【べっとう】

【1】平安時代以後、宮中・上皇・親王家・摂関家・大臣家・社寺などに置かれた長官。特に、検非違使(けびいし)庁の長官。【2】僧職の一つで、寺院の法務を統御した者。【3】盲人の官位の一つ。四階の第二位で、検校(けんぎよう)の次。【4】乗馬の口取り。馬丁(ばてい)。馬引き。{参考}【1】は、すでに官を持つ人が、別にその職に当たったのでいう。【4】は、院の厩(うまや)の「別当【1】」から出た語。
![]() | ベネッセコーポレーション (著:樺島忠夫/植垣節也/曽田文雄/佐竹秀雄) 「福武国語辞典」 JLogosID : 705353590 |