【福武国語辞典】は行 > ふる
振るう・奮う
【ふる・う】

自五/他五
【一】(自五)〔振るう〕【1】充実して勢いが盛んになる。「国力が―」「士気が―(=心が勇み立つ)」【用法】下に打消の語がつくとうまくいかない意を表す。「成績が―・わない」「このごろ彼の人気は―・わない」▽「揮う」とも書く。【2】〔「ふるった」「ふるっている」の形で〕他と比べて変わっている。奇抜でおもしろおかしい。「―・った答」「―・った趣向」「言うことが―・っている」【二】(他五)【1】〔振るう〕前後・左右に動かす。「刀を―・って敵陣に突入する」「なたを―」「筆を―(=ものを書く)」「采配(さいはい)を―」▽「揮う」とも書く。【2】内に持っている力を十分に外に表し出す。「熱弁を―」「料理の腕を―」「インフルエンザが猛威を―」【3】〔奮う〕自分の心をわき立たせる。「勇気を―」「―・ってご参加ください」
![]() | ベネッセコーポレーション (著:樺島忠夫/植垣節也/曽田文雄/佐竹秀雄) 「福武国語辞典」 JLogosID : 705345030 |