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仏足石歌体の歌
【ぶっそくせきかたいのうた】

上代和歌の歌体の一つで、音数が五七五七七七のもの。{参考}奈良薬師寺(やくしじ)の仏足石の傍らに立つ石碑に刻まれた二十一首の仏徳賛美の和歌を、「仏足石歌」という。それらは一字一音の万葉仮名(まんようがな)で書かれていて、その歌体を「仏足石歌体」という。この歌体の実例は、ほかに「万葉集」「播磨国(はりまのくに)風土記(ふどき)」に一首ずつあるだけである。↓長歌・短歌・旋頭歌(せどうか)
![]() | ベネッセコーポレーション (著:樺島忠夫/植垣節也/曽田文雄/佐竹秀雄) 「福武国語辞典」 JLogosID : 705339000 |