【福武国語辞典】は行 > はな
花・華
【はな】

【1】〔花〕植物が茎や枝の先に咲かせるもの。高等植物の生殖器官で、めしべ・おしべ・花冠・がくからなり、美しいものが多い。「梅の―」「―が散る」【用法】古くは、「はな」といえば桜の花をさす場合があり、現代もそのなごりがある。「―見に行く」「―の雲(=桜が咲き連なっているようすのたとえ)」「―吹雪」【2】(【1】のように)美しく、はなやかなこと。また、そういうもの。【ア】美しく、盛りであること。また、そういうもの・時期のたとえ。「青春時代は人生の―」「―の都パリ」「若いうちが―だ」【イ】美しく、はなやかで、そのものの性質を表しているもの。「武士道の―」「火事とけんかは江戸の―」【ウ】名誉。光栄。ほこり。「年上の彼に―を持たせる」【3】〔花〕芸人に出す祝儀。「お―を出す」「芸者に―を取らせる」【4】〔花〕「花札」「花合わせ」「生け花」などの略語。「お―(=生け花)を習う」
![]() | ベネッセコーポレーション (著:樺島忠夫/植垣節也/曽田文雄/佐竹秀雄) 「福武国語辞典」 JLogosID : 705298170 |