乗る・載る
【の・る】
自五
【1】何かの上にあがる。【ア】〔乗る〕人が物の上や乗り物の中に身をおく。「台の上に―」「自動車に―」「馬に―」{対}降りる 【イ】〔載る〕物がほかの物の上に位置する。「机の上に―・っている時計」「荷台に―・っている箱」【2】〔載る〕新聞や雑誌に記事が出る。「事故の記事が夕刊に―」【3】〔乗る〕あるものの動き・調子によくあう。【ア】他のものの調子によくあう。「リズムに―・って踊る」「好調の波に―」【イ】勢いがついて進む。「研究が軌道に―」「勉強に気が―・らない」「時流に―」「図に―」【ウ】広がって、十分によくつく。「肌におしろいがよく―」「インクの―・らない紙」「脂の―・った魚」【4】〔乗る〕相手のやり方やことばにひっかかる。だまされる。「口車に―」「計略に―」「おだてに―」【5】〔乗る〕計画や相談の仲間・相手になる。「その話に一口―」「相談に―」【6】〔乗る〕伝達手段などによって伝えられる。運ばれる。「電波に―」「歌声が風に―・って聞こえてくる」
| ベネッセコーポレーション (著:樺島忠夫/植垣節也/曽田文雄/佐竹秀雄) 「福武国語辞典」 JLogosID : 705283140 |