【福武国語辞典】な行 > なが
流れる
【なが・れる】

自下一
【1】液体が動いて移る。【ア】液体が低いほうへ落ちる。「川が―」「涙がほおを―」【イ】液体の動きによって、他の物が動いていく。「豪雨で橋が―」「水の上を桜の花びらが―・れていく」【2】(液体が動くように)物が動いて移っていく。【ア】ことば・音などが伝わっていく。「変なうわさが―」「音楽が―」【イ】物が動いていく。「電気が―」「雲が―」【ウ】時間が過ぎる。「時が―」「十年の歳月が―・れた」【エ】あてもなくさまよう。さすらう。「北国へ―・れてきた」【3】(ひゆ的に)ある傾向になる。特に、悪いほうに向かう。「生活が華美に―」「怠惰に―」【4】物事が実現する前に、だめになってしまう。【ア】会合・計画などが成り立たなくなる。「雨のために運動会が―」【イ】流産する。【ウ】(目標から)はずれる。それる。「弾丸が―」【エ】質に入れたものの所有権が失われる。
![]() | ベネッセコーポレーション (著:樺島忠夫/植垣節也/曽田文雄/佐竹秀雄) 「福武国語辞典」 JLogosID : 705259020 |