【福武国語辞典】な行 > ない
ない
【ない】

助動形容型
【1】打消を表す。ある動作を否定したり、状態を否定的に判断する。「ぼくは行かない」「あまり勉強しなかった」「いやなら、しなくてもいい」「見せなければよかった」【2】〔助詞「か」「かい」「かな」「かしら」などを伴うか、語調をしり上がりに言って〕勧誘や依頼、または願望を表す。「映画へ行かない(か)」「これを直してくれないか」「早く始まらないかな」「やめてもらえないかしら」【3】〔「ないで」の形で〕打消の願望、遠回しな禁止の意を表す。「行かないで」{参考}命令形はない。未然形は「なかろう」の形で用いられるが、「ないだろう」のほうがふつうの言い方。連用形の「なくて」は、「ないで」と言われることが多い。
![]() | ベネッセコーポレーション (著:樺島忠夫/植垣節也/曽田文雄/佐竹秀雄) 「福武国語辞典」 JLogosID : 705256420 |