所・▽処
【ところ】
名/形名/接尾
【一】(名)ある限られた範囲の広さ。【ア】物があったり、何かが行われる場所。「ここは、むかし墓があった―だ」「転んだ―が痛い」【イ】人の住んでいる場所。「友人の―に遊びに行く」【ウ】土地。地方。「―の古老に話を聞く」「―変われば品変わる(=言語・風俗・習慣などは、土地が違うと変わるものだ)」【二】(形名)【1】ある物事の部分。「テキストの初めの―を読む」「私の知る―では」「悪い―がない」【2】ある物事の場面・場合。「泣く―がかわいい」「今日の―は、これまで」「これから勉強する―だ」「食べてみた―(が)、意外にうまかった」【3】〔数量+「がところ」の形で〕ある程度の分量。「千円が―損をした」【4】〔「A―のB」の形で〕AがBを修飾することを示す。「関係する―の人々」「見る―のものは、すべて見た」▽【二】はふつう仮名書き。【三】(接尾)〔古〕貴人の数を表す。「皇子(みこ)二―」※を得(え)る 【1】その人にふさわしい地位・仕事につく。【2】よい時節に会う。時勢に乗って思いのままにふるまう。
| ベネッセコーポレーション (著:樺島忠夫/植垣節也/曽田文雄/佐竹秀雄) 「福武国語辞典」 JLogosID : 705246330 |