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福武国語辞典た行 > てん


【てん】

{教}{常}

【1】地上をおおう空間。地上を離れた、遠く高いところ。大空。「天下・天気・天空・天象・天上・天心・天体・天地・雨天・炎天・仰天・晴天・中天・東天・曇天・満天・天変地異」【2】神や霊などがいるところ。「天国・天上・昇天・有頂天(うちようてん)」「天にまします神」【3】神。万物の主宰者。造物主。「天使・天主・天人・天誅(てんちゆう)・天罰・天命・天佑(てんゆう)・弁天・梵天(ぼんてん)・帝釈天(たいしやくてん)」「天に祈る」【4】自然。宇宙の必然の理法。「天災・天然(てんねん)・天理」【5】時勢。めぐりあわせ。「天運・回天」「天にそむく」「天の時は地の利にしかず」【6】うまれつき。自然の。「天才・天資・天職・天賦・後天的先天的天真爛漫(てんしんらんまん)」【7】天子に関することを表す。「天顔・天覧」【8】荷物などの上部。「天地無用」【9】詩歌などの評価で天・地・人の三段階の第一位。【10】「天麩羅(てんぷら)」の略。「えび天」↓「空」の{詞藻}―高(たか)く馬(うま)肥(こ)ゆ 秋空は澄んで高く晴れ、気候がよく食欲が進んで馬もよく肥える。―に唾(つば)する 天に向かってつばを吐くと自分の顔にかかる。人を害するつもりでしたことが、自分の害となること。―は自(みずか)ら助(たす)くる者(もの)を助(たす)く 天は他人の力をかりずに自分自身で努力する者を助けて成功させる。―を衝(つ)く非常に高いこと。すばらしい勢いであること。―を摩(ま)する 建物や山などが非常に高いこと。




ベネッセコーポレーション (著:樺島忠夫/植垣節也/曽田文雄/佐竹秀雄)
「福武国語辞典」
JLogosID : 705230130


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