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福武国語辞典た行 > てい

貞門
【ていもん】

松永貞徳(まつながていとく)を師とする俳諧(はいかい)の一派。貞徳は一句ごとに俳言(はいげん)(=俗語)を詠みこむことと、古典・漢籍・故事などの知識の上に立った笑いを詠むことを主張した。貞徳の句には「ねぶらせて養ひ立てよ花のあめ」の雨・飴(あめ)のしゃれ、「花よりも団子やありて帰る雁(かり)」の諺(ことわざ)の使用など、卑俗な滑稽(こつけい)があった。貞門の句集には、「犬子集(えのこしゆう)」「俳諧発句帳(はいかい)(ほつくちよう)」「新増犬筑波集(しんぞういぬつくばしゅう)」などがある。↓談林・蕉風




ベネッセコーポレーション (著:樺島忠夫/植垣節也/曽田文雄/佐竹秀雄)
「福武国語辞典」
JLogosID : 705223060


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