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勅撰集
【ちょくせんしゅう】

天皇または上皇・法皇が撰者に命じて、当代を代表する和歌や漢詩文をえらんで編纂(へんさん)させた集。撰者は一人のときも数人のときもある。歌集では「古今集」を最初として「新続古今集(しんしよくこきんしゆう)」まで、二十一の勅撰和歌集(いわゆる二十一代集)がある。漢詩集では「凌雲集(りよううんしゆう)」「文華秀麗集(ぶんかしゆうれいしゆう)」、漢詩文集では「経国集(けいこくしゆう)」がある。なお連歌集「菟玖波集(つくばしゆう)」「新撰菟玖波集(しんせんつくばしゆう)」が、准勅撰集となっている。↓三代集・八代集・二十一代集・私家集
![]() | ベネッセコーポレーション (著:樺島忠夫/植垣節也/曽田文雄/佐竹秀雄) 「福武国語辞典」 JLogosID : 705209170 |