【福武国語辞典】た行 > たり
たり
【たり】

接助
〔活用語の連用形につく〕【1】同類の動作・作用・状態などを列挙して示す。「寝たり起きたりの毎日」「味わったり、においをかいだり、触ったりして調べます」「飛んだりはねたりして遊ぶ」【2】〔副助詞的に〕一つだけの例を「…たり(など)」の形であげ、他の同類のものを暗示する。「本を読んだりなどして暮らしています」【3】〔終助詞的に、しかし繰り返して〕軽い命令や勧誘を表す。「さあ安いよ、買ったり買ったり」{参考}「だり」の形になるのは、ガ行五段活用動詞のイ音便形につくとき(「急いだり」「騒いだり」など)と、五段活用動詞の撥(はつ)音便形につくとき(「進んだり」「叫んだり」「死んだり」など)である。
![]() | ベネッセコーポレーション (著:樺島忠夫/植垣節也/曽田文雄/佐竹秀雄) 「福武国語辞典」 JLogosID : 705193340 |